黒姫高原の花々


今までにも高原の花を撮って来ましたが、森林メディカルトレーナーに参加して、森歩きをする機会に恵まれ、
   植生や動物の生態など少しずつですが、吸収できた知識を素に、
   このページをさらに充実した物にリニューアルしようと思います。
   HPをご覧頂いた皆様にも、黒姫の森を歩いた気分を味わっていただけたらと思います。(KAZU)

《冬編》


 2006年3月7日

深い朝霧の晴れた後、
雲ひとつ無い快晴。
春の陽気を感じる中、
スノーシューを履いて
御鹿池の周りを歩いた。
生きる者達の足跡に、
春がそこまできていると
実感することができた。

 
  トチノキの冬芽
硬いうろこ状殻の上から、粘り気のある樹液に包み芽を守る。写真では唐松の葉がくっついている。
  ヤシャブシ
クリスマスリースなどでおなじみ。ハンノキの仲間。御鹿池周辺でとりわけ多く実を付けいている木がある。
  ヤマネコヤナギの芽吹き
はじけかけたポップコーンのよう。もう少し大きくなるとふわふわとした綿毛が広がる。
  オニグルミの葉痕
羊の顔? 他にもサワグルミやキハダなど面白い形をした葉痕をもつ木が数多く見られる。
 ハチノスタケ
秋遅くに出た物が木に残っていた。
倒木などに出ると言うから、この木はすでに枯れているのだろう。
 ウサギの赤ション
雌ウサギが春になるとフェロモンを含んだ分泌物を雪に残し雄を誘う。
朝やかなオレンジ色、甘い香りがする。
 ヤママユガの繭
ミズナラの枝に作った繭は木の葉に包まれている。すでに蛾は羽化した後。この繭から天然のシルクが取れるらしい。
トレーナー講習風景
ガイドのポケットには何が入っているか? 参考資料となるものが一杯!歩く森の辞書とでもいおうか…
 

《春編》




4月30日の御鹿湿原
辛夷の白とリュウキンカの黄色が
美しく花も盛りだった。

ここ御鹿湿原は、日本でも
有数の辛夷群生地として有名で
研究者も多数訪れる。

この日は天候も良く、写真撮影や
絵を描く人で賑わっていた。

  リュウキンカ
遊歩道を埋め尽くす花に
息を飲むほど
  タチツボスミレ
数多くあるスミレの仲間
他にもいろいろ咲いているはず…
  ニリンソウ
せせらぎ沿いや森の木陰に
群生している姿が美しい
  ヤマエンゴサク
爽やかな花の青を
捉えられなかったのが残念
  フデリンドウ
この他似たようなリンドウで
一輪ずつ咲くものもあった
  キブシ
枯れ木に鈴なり…
って感じに花が咲く
  ショウジョウバカマ
森の中であちこち見られるが
水辺のは一段と美しい
  イタヤカエデ
黄色い新芽と花が一度に
出て森を彩る
  アオキ
ひっそりと木陰にあって
その花の色からも見過しそうな
ほど密やか
  クロモジ
楊枝の材料に使われる
薫り高い木の花はこんな
  ナニワズ
瑞々しい緑の葉が花が終わると
落ちるとは信じられない
  ヤマネコヤナギ
ふわふわと触ってみたくなるほど
優しげな感じがいい
  キクザキイチゲ
アズマイチゲとの見分けが
ちょっと自信ない
  ミツガシワ
これからの水辺を美しく
彩りそうな気配だ
  エンレイソウ
花?と見過しそうになる
面白い形
  ミズバショウ
イモリ池で撮影
今年は早くから楽しめた
  サトザクラ
高原入り口に並木がある
子供達は花が好き!
今回の掲載分は2004年
4月30日から5月8日までに
撮影された物です。

《春〜初夏編》

のんびり草を食む牛達の姿が、のどかさを
さらに高める。
前回の撮影から約1ヶ月の日数を経て、
森はすでにうっそうとして、緑の香りが
体中を包むようなまるで「ここに同化せよ」
とでも、言われているような気にさえする
世界になっていた。
ほとんど人気はなく、自分の歩く足音を
止めると、そこは木々のざわめきと小鳥の
声のみ、遠くでカッコウが…すぐそばで
うぐいすが…目の前で葦を揺らすヨシキリの
つがい。しばし小鳥達のおしゃべりを楽しみ、
ゆっくりと歩を進めていく事にする。

  オオバカメノキ
濃い緑の中にあって、はっとするほど
目を引くひときわ美しい白い花
  キンポウゲ
池のほとりに輝く、バターカップの
花たち
  ガマズミ
秋には紅熟した実が食べられる
カメノキと同じく目を引く白さだ
  ササバギンラン
昨年撮影に失敗して悔しかったが、
今年は何とか…
  ハルジオン
都会の道端でもおなじみの花
蜜を吸っているのはベニシジミ
  ヒトリシズカ
木々の陰にひっそりと、その白い花を見つけたときは得した気分になる
  ラショウモンカズラ
鮮やかな青紫の花から、名前の
由来を想像しにくい
  タニウツギ
この季節、山のあちこちで見られる
ピンクの花が愛らしい
  チゴユリ
鬱蒼とした針葉樹林の足元を、隣のホウチャクソウと競うように群舞する
  ホウチャクソウ
まだ咲き始めの物が多く、これからが見頃
  ツボスミレ
小さな白に紫の筋、何気ないがそこにある存在感が好きな花だ
  ヤマツツジ
彩りも多いこの種はこれからが見頃
お隣妙高がこの辺りでは有名
  ズミ
池のほとりで一面花をつけた木を
見つけた 圧倒されしばし沈黙…
  ツクバネソウ
エンレイソウよりまだ「花はどこ?」
って感じ でも葉がでかくて目立つ
  オククルマムグラ
小さな花が寄り合って咲く
あちこちで群生していた
  マイヅルソウ
初めて見つけた
花火のような白い花が美しい

春〜初夏編は2004年5月28日に撮影したのもです。

《初夏編》

 まだまだ梅雨空が多く、雲に黒姫山そのものが
すっぽりと包まれることも少なくないが、時折見せる
青空には、確実に夏が近いことを示すように、陽射
しが徐々に強さを増してきた。

 先日、森林メディカルトレーナーの研修会に参加。
御鹿池周辺を少し歩いた。
辺りはすっかり夏草の匂いに包まれ、踏みしめる
草の感触や、水辺の涼に心地良いひとときを楽しむ
ことが出来た。

 御鹿池から少し下ったところにある池からの放水
路となっている御鹿滝 周辺を少し刈り込んで見え
やすく、マイナスイオンたっぷりの涼を摂れる場所へ
と、整備作業も行った。

  ヤマアジサイ
森のあちこちに蕾をつけた藪がたくさんある。これからが見頃。
  オニシモツケ
優しげな白が印象的。
水辺に多く見かけられる。
  ハナヒレ
緑の小さな鈴蘭状の花が並ぶ、匂いを嗅ぐとくしゃみが出るらしい。
  キブシの実
春に可憐な黄色い花を咲かせていた木々には見事な実がついていた。
  エビガライチゴ
実が熟れてくると外皮が海老の殻のようになるらしい。
名前が解らなかったが、濃い森の緑にあって一段と美しい純白の花が目を引いた。 この他にもカキツバタ、山葡萄、サルナシの花も見られた。 2004年6月24日撮影

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